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【雑記】自動車教習所について考えてみる

目次

現状報告とバイクに乗ろうと思ったきっかけ

盆明けに普通免許取得のため自動車教習所に契約に行き、8月末に普通二輪に実際に教習を受け始めた。 行動を起こしてから約1ヶ月。現状としては2段階のみきわめが終了し、来週卒業検定の予約が入っている。 30代に入り、どうして今更になって普通二輪の免許を取ろうとしたのかはこちらの記事にも記している。 https://pantom2nd.com/motorcycle/ 簡単に言うと、通勤にかかる出費をできるだけ抑えたいと思ったからだ。 試算によれば自動車通勤とバイク通勤の1年間の費用差は約10万円。初期投資には結構な額がかかるが、何年か乗り続けることによって元を取り、その後は安上がりに済んでいく事になる。 現在のところバイクにかかった費用は以下の通りだ。
免許取得費用:約10万円 バイク車体:約40万円 自賠責保険:車体代に含む ヘルメット:3万円 インカム:約7000円合計:約55万円
つまり、5年以上バイクに乗り続けないと元を取ることはできない。ここまで支払ってしまったのだから後には引けない。 冬場に寒さに耐えながら運転するのが恐怖だ。寒さ対策をする必要がある。
もう少しでバイク生活はスタートする。 うまくいけばあと1週間で免許の取得は完了する。それまでにしなければならないのは現在住んでいるマンションにバイクを停める報告をすることだ。 バイク保険の契約もしたいが、免許証の情報を送る必要があるため取得しないと契約はできない。バイク保険の選定は先日済ませた。それが次の記事だ。

教習生活を振り返る

やれることはやってきた。あとは卒業検定を待つのみだ。 それに伴って教習所の生徒証は返却した。約1ヶ月の学生生活が終わりを迎えた。前置きが長くなったが、今回は教習所に通った生活を振り返りたいと思う。
私が自動車教習所に通ったのは今回を含めて3回ある。
1回目は高校時代に原付免許を取得するため。 2回目は高校卒業頃に自動車免許を取得する前。 3回目が今回。
1・2回目は高校にはきちんと手続きを踏んでいる。そのため堂々と教習所に通うことができた。 しかし高校時代の2回と今回では教習に対して感じ方が違った。昔は若かったというか、向こう見ずだったと思う。
高校時代はとにかく免許取得に必要な手続きを行っていたという感覚が強かったように思う。学科を何時間受けなければならない、実技を何回しなければならない。やらされている感と、技能を身につけるスポーツ感を覚えている。乗車前の確認や目視はカッコ悪いと思っていたのだろう。やらないと怒られるからという理由でこなした。 指導員に対しては誰が優しいとか話しやすいとか、誰が厳しくて愛想がないから嫌だとかそういった話を友人としていた。
今振り返ってみると、本当に甘ちゃんだったと思う。
今回は普通自動車免許を取得しているため、学科を受けることはなかった。 そのため実技のみを受けるために教習所に通うことになった。 十数年ぶりに受けた教習は感じ方が全く違った。まとめると次のようになる。
新しい知識や技能を得るのが新鮮で楽しかった コースの作りや課題が絶妙 指導員の厳しさに安心を感じる
新しい知識や技能を得るのが新鮮で楽しかった
学生時代でも社会人になってからも、立場や環境は違えど毎日大きな変化のない日常を繰り返して現在にまできている。 学校や会社に通い同じようなタイムスケジュールのもと生活をしている。 両者が異なるのは新しいことを得ているか=成長を感じられるか否かだと思う。学生時代は能動的であろうが受動的であろうが毎日何かしらの新しい知識を得られた。社会人になりたての頃は新しい生活についていくために勉強の毎日だった。しかし社会人になって10年ともなるとそこに新鮮さは無くなってくる。 何かを学ぶという立場になるのは久しぶりだった。 そして自分の興味のあるものであるため、余計に楽しむことができた。 教習は仕事を終えたあと19時や20時から受けることが多く体力的には厳しいものだったが、教習のある日を楽しみに仕事に取り組むことができた。 またインスタグラムやyoutubeでバイクについての情報を収集するのも楽しく、自分がバイクに乗る姿を何度も想像した。 生徒という立場が自分の生活を鮮やかにしてくれたと感じている。
コースの作りや課題が絶妙
高校生の時にはこなすだけに思っていたコースや課題もどういった意図で作られているのかを考えてみると、よく練られたものだと感じた。 私が教習中に取り組んだものを覚えている限り挙げてみたいと思う。
正しい乗り降り 40キロ以上を出す 急制動 一本橋 S字 クランク スラローム 坂道発進 追い越し 見通しの悪い道路
すでに普通自動車免許を取得し日常的に自動車に乗っているため公道において不安な部分もある程度わかっているつもりだ。 私は通勤でバイクを使用したいと思っており、現在車で通勤しながら「ここをバイクで走って大丈夫だろうか」と考える。 そこで坂道発進や車線変更など慣れておきたいと思うようなものが課題となっていることに安心を感じた。 また各課題に向かう時に一時停止がうまく配置されているように思えた。各課題を流れで取り組むことなく、落ち着いて挑戦することができた。 ストップ&ゴーの練習にもなるし、息抜きをするタイミングとしても有効だと思う。
指導員の厳しさに安心を感じる
私が担当してもらった指導員はほとんどの方が優しい声かけをしてくれた。指導のおかげか順調に課題に取り組むことができたが、一方で不安もあった。 バイクは自動車とは違い行動での教習がない。今は指導員が見てくれていて特に危険もない状態で運転できているが、初めて行動に出るのは1人だ。 自分が大した技術もないまま外に放り出されてしまうことが恐怖だった。 それでも指導員の多くは優しい言葉しかかけてくれない。
1人だけ、厳しい言葉をくれた方がいた。
その方はバイクに乗る時から厳しめで、少し萎縮してしまった。 緊張感のあるまま教習がスタートし、いつもよりもうまく乗ることができなかった。エンストをしてしまったり、その時だけクランクでコーンに当たってしまったりした。
バイクは悪くないですよ。あなたの技術がないんです。
胸には刺さった。悔しさを感じた。 でも憤りはなかった。その通りだと素直に思った。
この方の素晴らしいところは、厳しいながらもどういう状態だから失敗するのかを理詰めで話をしてくれたところだ。
気だるそうな物言いや目線が合わないこの方は多分人気はない。 でも最も信頼できる指導員だと思う。

最後に

このまま順調にいけば来週には免許を取得することができる。 そこからはバイク通勤だ。公道に1人放り出されるのは不安だ。しかし初めて教習を受けた時の爽快感を自分自身のバイクで感じられるのは楽しみだ。
ここ最近感じることのなかった感覚を得ることができ、免許を取る決心をし行動をして良かったと心底思う。
 
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