はじめに
PanTom2ndです。
2021年10月にGPX LEGEND150FIが納車されてから4ヶ月が経ちました。
1ヶ月の半分近くバイクに乗り続けてきて、総走行距離が1,500キロを超えました。
レビュー記事は200キロ経過時にも行っています。
それから1000キロ以上走行し、山道や気温0度近くなどさまざまな環境の中で走ってきました。
またLEGEND150FIの仕組みについても注目してきたので、今回改めてレビュー記事を書きたいと思います。
良いところや物足りないところなど実際に乗っているからこそわかる正直な感想をまとめていきたいと思いますので、参考にしていただけると幸いです。
LEGEND150FIインプレッション〜ポジティブ編〜
排気音が良い
燃費は思ったよりもいい
汎用パーツは思ったよりも使用できる
車体が軽く取り回しやすい
中速は安定している
デザインと価格のバランスが良い
天候が悪い日や休日を除いてほぼ毎日LEGEND150FIに乗っています。
簡単なカスタムをしているので少しずつ見た目の変化はありますが、その外見に飽きることはありません。
LEGEND150FIはネオクラシックに分類されます。
中型自動二輪の免許で乗れる400cc以下のネオクラシックバイクを新車で購入しようとすると車種がかなり絞られます。
国産車だと
HONDA CB350
YAMAHA SR400
海外製だと
GPX社
MUTT社
が挙げられます。
その選択肢の中で最も安価なものがLEGEND150FIです。
現行のネオクラシック車では最も手を出しやすいバイクであると言えますよね。
最初はベトナム語の文字が気になりますが全てシールになっていて外せますので、対応可能です。
購入当初はこんな感じでした。
ちょっとゴテゴテしている感じはありますね。
それが現在は
このようになっています。
かなり洗練されてきていますが、もっとこだわっていきたいですね。
排気音が良い
LEGEND150FIに乗っていて飽きないのは外見だけではありません。
純正のマフラーでも排気量がいいです。
150ccなので排気量は大きいとはお世辞にも言えません。
エンジン自体はスーパーカブと似た様な音のように思うのですが、マフラーの音が非常にいいですね。
結構低めのドドドっという感じでしょうか。
これはyoutubeなどにも挙がっていると思いますので、一度お聴きいただきたいですね。
燃費は思ったよりもいい
通勤時の費用を抑えたいと思い購入したバイクですが、燃費が悪いと元も子もありません。
LEGEND150FIの平均燃費は
約35㎞/ℓ
です。
単気筒バイクですので燃費が良い傾向にはありますが、35キロは上々なのではないでしょうか。
個人的には40キロ近くまでいってくれると更に良いのですが、それは高望みしすぎですかね。
燃費についてはこちらの記事でもまとめています。
汎用パーツは思ったよりも使用できる
これまでLEGEND150FIのカスタムをコツコツと行ってきました。
現在行っているのはこちらです。
リフレクタースリム化
ブレーキレバーの交換
タンデムバーを外した
ハンドル交換をした
車体が軽く取り回しやすい
単気筒というシンプルな構造のおかげか車体が軽いです。
公式HPには143kgとの記載があります。
SUZUKI ジクサー150は139kgということですので、この排気量帯で特段軽いというわけではありません。
しかし車体自体が軽めというのは取り回しがしやすくて良いですよね。
風の強い日にはバイクカバーごと倒れてしまっているのではないかと不安になりますが…。
中速は安定している
ギア比の問題ではあると思いますが、中速帯がパワーもあり出しやすいように感じます。
40~70キロぐらいまではアクセルを回しても反応よくスピードが出てくれますね。
これは6速まであるのも良いのかもしれません。
70キロぐらいで6速4000〜5000回転ぐらいまでくるので、それ以上のスピード走行は車体には負担がかかりそうですね。
後述しますが、その代わり低速帯はパワー不足を感じます。
LEGEND150FIインプレッション〜ネガティブ編〜
変速がしんどい
エンストに恐怖を覚えながら走る
タイヤが滑りそうで怖い
海外製らしい細部の作り
立ち上がりに非力さを感じる
これは私の技術不足の側面もあるのかもしれませんが、立ち上がりがもたつくことがよくあります。
LEGEND150FIよりも排気量の小さいバイクや原付にも最初は置いていかれるぐらいですね。
車の流れについていけるようにアクセルを回すと、結構ガッツリ回さなければならない印象です。
それに伴って回転数もグッと上がってしまいますのでバイクもしんどそうな音を出していますね。
立ち上がり時には1〜3速への変速があり、私の技術的側面が大きく影響しますので、これはバイクが原因だとは言い切れないですね。
変速がしんどい
変速に関してはいくつかの不満があります。
レバーが遠い
クラッチが硬い
これは購入時から言い続けているのですが、クラッチレバーがハンドルから遠いです。
私は男性の中でも高身長に分類されるのですが、それでも
遠くないか?
と感じてしまうほどです。
それによって何度も変速をしていると手首が痛くなってきます。
それを改善したくてレバー交換をしようとしたのですが、規格があわず現在は断念しています。
何かいい方法はないでしょうか。
クラッチに関しても相変わらず硬さを感じます。
全体的に踏み込むことで抵抗なく変速できることは少なく、引っかかりを感じます。
力を入れるとスムーズにできる、というわけでもなく
ゴリッ
という嫌な感覚を足先に感じます。
ただ、なぜか3⇨4速だけは以上にスムーズに入ります。
ここだけはギアチェンジをした感覚がないほどなので極端ですね。
また最近はNに少し入れづらさがあります。
何度も1速と2速を行き来してしまうことがあり、少しストレスですね。
そういう時にはタコメーターにギアが表示されなくなってしまうこともあります。
エンストに恐怖を覚えながら走る
謎のエンスト現象は少なくなりましたが、ずっと気にはなっています。
特に運転者の技術不足というわけではないにもかかわらず、発進時にエンストが起きることがあります。
特にN→1速の時に起こるのですが、私はNの時に少し空ぶかしをすることによって改善したと感じています。
最近、この現象に関しては気温が関係あるのではないかなぁと思う様になりました。
私の実家は山間にあり、冬場の気温は0度を下回ることがあります。
そこに1日預けたことがあったのですが、バイクを取りに行った時に久しぶりにエンストが起きました。
この時も3度ほどだったので寒さが原因のひとつなのかもしれませんね。
タイヤが滑りそうで怖い
タイヤについては全く詳しくありませんし雨の日の路面での走行に慣れていませんので、これも乗り手の問題かもしれません。
これまで乗ってきたバイクも原付と教習車のCB400しかありませんので比較も難しいです。
しかし濡れた路面での走行時に滑る感覚が何度かがありました。
これに関してネット検索をしてみると前身のLEGEND150Sで同様のレビューを書いている方がいました。
またチューブタイヤですのでこまめな空気圧の調整も必要ですね。
海外製らしい細部の作り
ライト類は全てLEDですし、タコメーターも電子化されています。
ステップが折り畳めることでバイクカバーに引っかかるのを少なくしてくれます。
またヘルメットホルダーもついていますし、サスペンションもしっかりしています。
装備類は充実していますが、細部に目を向けてみると海外製らしい作りになっている部分もあります。
それを痛感したのがいくつかの部品を外している時です。
タンデムバーを外したのですが、最初挑戦した時にはボルトが固すぎて全く動きませんでした。
シートと本体を繋ぐ部分にタンデムバーも取り付けられていたのですが、よく見てみるとネジ穴が綺麗に重ならない様になっていました。
そのため無理やりネジ留めをした形になり少し歪んでしまっていたようです。
これはライトでも同様のことがありました。
こういったところで長く乗ることで不具合に繋がらないかは少々心配ですね。
さいごに
以上、LEGEND150FIの1500キロ走行時のレビューでした。
毎日乗ることでこのバイクの癖も結構わかってきました。
もっとバイクが調子良く走れるように、私自身も技術や知識を磨いていきたいと思います。
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