【レビュー】ロボット掃除機 ILIFE A9

はじめの4つの項目はお掃除ロボットの性能に関するものです。清掃能力に関しては満足しています。 他のお掃除ロボットを使用したことがないので比較したものではありませんが、今まで掃除が完了した後の部屋を見て全然掃除ができていないと感じたことはありません。また壁際の掃除が疎かになっていると思ったこともありません。これはブラシが本体からはみ出しているからなのだと思います。稼働している様子は不器用さを感じなくもないですが、床面全てを満遍なく掃除しようとしてくれます。 椅子や机の足の近くに来た時には初めはぶつかりますが、それ以降はぶつからないように回り込もうとします。必要以上に家具に当たらないように工夫してくれていますね。 何より素晴らしいのはその走破能力です。 まずこのお掃除ロボットは厚さが76㎜です。そのためかなりの低いところにも入り込むことができます。我が家にあるソファの下も毎回掃除してくれているので埃がたまることもありません。 また公式HPによれば20㎜ほどの段差を乗り越えることができるそうです。この情報は誇張ではないと思います。 実際私の家の台所には1㎝を超えるかなり分厚いふかふかマットを強いているのですが、それも乗り越えて掃除をしてくれています。

繰り返しますが基本的の能力に関しては満足です。 それだけでなくメンテナンスもしやすいと思います。ゴミが溜まる部分は取り外しやすいですし、説明書には書かれていませんが水洗いもできる作りだと思います。 ゴミが通ってくる部分も掃除がしやすい作りになっていると感じます。この製品にはアプリがあるのですが、そのアプリで有効だと思う機能は2つです。それが清掃がきちんと行えているか確認をすることができることです。清掃の記録を残してくれているので、「あれ？うまく掃除できなかった？」と思った時には確認することができます。 またこのアプリの素晴らしいところは予約ができることです。 毎週○曜日と○曜日、それぞれ○時から清掃というように曜日と時間を指定して予約をすることができます。 私は平日の10時に掃除をしてもらうようにしています。 そして何よりも他の製品よりも安価です。 レビューを見て検討したのですが、性能はルンバの5万円ほどするものと同等だという意見もありました。それが事実なのであれば￥27,900（￥4,000クーポン利用で￥24,000）は格段に安いです。

ILIFE A9のイマイチなところ

それではいいところだけでなく残念なところも見ていきたいと思います。 はじめにコード類にかなり弱いということを挙げました。これは清掃能力の裏返しでもあるのですが、地面に落ちているコードを巻き込んで死んでいるシーンを何度か見ました。 コードだけでなく袋など落ちているものを吸い込んでしまって動けなくなるということはよくありますね。 そして何かトラブルがあって掃除の部品が外れた時には、ゴミを溜めて置けなくなって逆にゴミを部屋中に撒き散らしてしまうこともあります。 これらは使用者側の配慮不足でもあるのでなんとも言えない部分ではありますが…。

ILIFE A9は始動と終了に弱いですね。 充電器から出発したり、車庫入れしたりする時には案外大きな動きをします。そのため充電器を置く場所の前はある程度のスペースが必要になります。うまく車庫入れができなくて何度も切り返している姿は初心者ドライバーを連想させてくれます。

次に、これは確証は持てないのですが、心なしか床に傷がついているような気がします。ブラシが細い樹脂？の髭のようなものなので床に優しいものではありません。ただこれは元々傷がついていたかもしれませんのでデメリットとは言えないかもしれません。

最後にアプリに関してです。メリットの部分でもアプリの機能をあげたのですが、基本的に問題がなければ使いません。曜日設定も一度してしまえば再設定をする必要はありませんね。何かアプリに付加価値を求める人にとっては物足りないものかもしれません。 これもあえてデメリットとしてあげる必要はないかもしれませんね。

最後に

以上、ILIFE社のA9のレビューをしてみました。 総じて買って大満足の商品です。 これをお読みの方もお掃除ロボットで迷われたら、ぜひ購入を前向きに検討してみてください。